5月5日(金)
今日は子供の日です。昨日に続いて気温は28度を超え、一気に真夏の暑さです。楽しみにしていた連休もいよいよ終盤になってきました。もう3日も経ってしまったのですが、5月1日から2日にかけて7年生がウインデイ那須に宿泊学習に行ってきました。10日前に9年生の修学旅行から帰ったばかりでしたが、今度も引率者の一人に加えて頂きました。
初日のメインイベントは3時間のハイキングです。お天気は良く晴れて吹く風もさわやかな、絶好のハイキング日和となりました。一緒に歩ききれるかと不安もありましたが逃げるわけにもいきません。自分との戦いに打ち克つべく、山の中へ足を踏み入れました。急な登りが続くとさすがに息が切れましたが、子供たちと励まし合ってなんとかリタイアせずに済みました。中には「もうだめだ!何なんだよ!馬鹿やろー!」と誰もいない山に向かって怒りをぶつけながら、その苦しみを乗り越え続けた子もいました。
殺生石を抜けた後はゴール手前の休憩場所で、お待ちかねのランチタイムとなりました。よく歩いたせいでお腹はペコペコです。大人も子供も一気にお弁当を平らげました。お腹が満たされると眠気が襲ってきましたが、気合いを入れて宿舎まで歩き続けました。苦しかったけれどそれを共に乗り越えた子供たちには、友情の絆が芽生えてきたことを感じました。
夕食前は大縄跳び大会で班毎のチームワークを競いました。夕食、入浴のあとは怪しい火の神を迎えてのキャンドルファイヤーです。コロナで海浜宿泊学習に行けなかった子供たちにとってはこれも初めての体験でした。自分たちで選んだ人気の曲にあわせてペンライトを振りながら何十周もキャンドルの周りをグルグルと歩きました。何でもないそんな事が、子供たちにとっては楽しくて仕方ないといった様子でした。
2日間の共同生活の中で7年生の子供たちは、お互いを思いやりそれぞれの個性を尊重し、優しさあふれる集団へと大きく成長できました。様々な学校から集まった仲間との出会いを大切にしたいという思いが全身にあふれていたと思います。
「3つのC」という言葉があります。宿泊学習というchance(チャンス)をもらって、新たなことにchallenge(チャレンジ)し、子供たちは大きくchange (チェンジ=変容)することが出来ました。そこで得た自信と学びをこれからの学校生活にどう生かしていくかを楽しみに見守っていきたいと思います。